目標設定することは、心理学的にも脳科学的にも効果があると認められているが、なぜか多くの人が実行しない理由とは

『目標設定』することは、心理学や脳科学分野でも効果があると認められております。

例えば、イチロー選手や本田圭佑選手、ソフトバンクの孫社長など、若いころから『目標設定』を実行し、現在の実績を残しているのです。

このように、一流のスポーツ選手、一流の起業家、一流のビジネスマンと言われている人たちの多くは、定期的に目標設定し、具体的な行動計画を立て、実践(行動)しています。

しかし、多くの人は『目標設定』に効果があるとわかっているのに、なぜかやらない。一体なぜでしょうか?

それには心理的要素が大きく関係しており、多くの人は『目標設定』を間違った方法でやってしまっているからです。

 

目標設定している人と、していない人の年収の格差33倍

1983年、アメリカのイェール大学の調査で、大学卒業間近の生徒100人にアンケートを実行しました。

内容は、「あなたは、人生に明確な目標、行動計画を持っていますか?」と聞いたところ、100人中、3人の生徒が「しっかりと目標、行動計画を書き出している」と答え、残り97人は「全くしていない」と答えたました。

その20年後に、その100人にあって現状を調査したところ、「目標設定をしていた」3人と、「何もしていなかった」97人では、年収の差に、なんと平均33倍以上の差があったそうです!!

年収格差

 

 

『成功者』の定義とは

あなたは『成功者』というと、どんなイメージがありますか?『成功者』とは一体どのような人たちの事を言うのでしょうか?

世の中には『成功者』と呼ばれている人たちが数多く存在します。『成功者』というと、有名になったり、大金を手に入れたり、高級車を乗り回したり、高級住宅に住んだりと「何でも、好きなものを手に入れられる人たち」のことをイメージしがちですが、『成功者』とは、大金や名誉を手に入れるだけが『成功者』ではありません。

『成功者』とは、お金の量に関係なく、例え小さな『夢』や『目標』でも、到達できた人は『成功者』と言えるでしょう。

目標設定成功者

 

 

『目標設定』の重要性を理解しているけど、できない人

アンソニーロビン氏の有名な言葉で

人生において、多くの人が『何をすべきか』を知っているが、その知っていることを実際に行う人はほとんどいない。

人間、誰しもが『夢』や『目標』を持って生きています。「お金持ちになりたい」、「一流大学に入って、一流企業に勤めたい!」「女性のモテたい」、「結婚したい」、「いつまでも美しくキレイでありたい」と、多くの人が『夢』や『目標』を抱いていますが、実際には行動せず、到達できない人が殆どはないでしょうか?

これは過去の経験や出来事で「チャレンジしたけど夢が叶わなかった」というトラウマが原因か、もしくは親や友人や知人を見て「どうせ行動しても、彼のように失敗する」という固定観念があり、やる前から諦めてしまうのが原因も考えられます。

目標設定で失敗する

 

 

夢や目標に到達できない人の特徴は「自分の能力」を疑う人

小さい頃は「お医者さんになりたい!」とか「飛行機のパイロットになりたい!」と本気で想っていたけど、大人になるとなぜか諦めてしまう人が多い。

それは、人間は自分の『能力』を、他人と比較し、「自分には才能がないから無理だ・・・」と、やる前から諦めてしまうのです。

このように『能力』で判断する人は、『行動』にブレーキをかけてしまうため、スタートラインにも立てないのです。

目標設定無理ですjpg

 

本当に『能力』だけの問題?心理学でいう『原因帰属』によって大きく変わる

心理学では「なぜ自分には無理なのか?」と【原因】を、どこに求めるかによって、その後の『行動』が全く違ってくると考えらえています。

例えば、サッカー部のレギュラーになれず『補欠選手』になってしまった、A君B君がいました。『補欠』になった【原因】として、二人の考え方は、

A君:「どうせ、俺にはサッカー選手としての才能がなかった」とか、「俺よりうまいヤツがたくさんいるからレギュラーになれなかった」と【自分の『能力』が原因】と思う人。

B君:「レギュラーになれなかったのは、私の努力が足りなかったからだ!」と【自分の『行動』が原因】と思う人。

「成功や失敗の原因をどこに持っていくか」によって、その後の『行動』が大きく変わっていくのです。心理学で、これを原因帰属といいます。

原因帰属

 

他人の夢や目標なのに、自分の夢や目標と勘違いしている人

「お金持ちになりたい」、「高級車に乗りたい」、「別荘がほしい」、「海外でのんびり生活したい」と、アラブの石油王のような優雅な生活を『夢』や『目標』にしている人がいますが、果たして、それが本当に自分の『夢』や『目標』なのでしょうか?

テレビや雑誌など『成功者』のイメージとして「高級住宅に住み、高級車に乗り回して、週末は海外の別荘で優雅に暮らし、人生を満喫している」のイメージを植え付けています。これらは、一部の有名企業が、自分の商品を売るため、お金持ちになったら、こんな生活をするべき!」と洗脳しているからです。

『高級車』を持っているから『幸せ』になれる訳ではありません。人は『高級車』の先にある『価値』を求め、高級車を購入するのです。

高級車の先にある『価値』といえば、「女性にモテたい」とか、「人からかっこよく見られたい」、「尊敬されたい」などが上げられます。『高級車』は、夢や目標の単なる通過点しかないのです。

本当の成功者は、『お金』を夢や目標にしていません。その先にある『価値』に目標設定し行動しているのです。

お金の価値

 

神様や占いを信じる『神様症候群』

自分の夢や、将来の目標や、やりたいことが無い人は、自分に『価値基準』が無く、『主導権』もないため、いつも他人によって、自分の人生の選択を委ねている人たちです。特徴としては

  • 「今の俺は、単に運がわるいだけ、いつかドカッと運が向いてくる!」といって行動しない人。運命的論者、何事も「運」で片づけてしまう。運まかせ。
  • 「世の中は見えないチカラによって動かされいる」と思って、流されるままに生きている人。
  • パワースポット、神様のお告げ、占いを信じやすい人。

これらの人たちのことを『神様症候群』といい、自分の周りに起こっている出来事は、すべて神様や自然の力によって、動かされ、生かされていると思っています。原因は自分にあるのに、良いことも、悪いことも、すべて『運』のせいにして、「自分は全く原因がない」と現実から逃げているのです。

神様ヘルプ

 

 

目標設定と自己効力感でうまくいく

目標設定することで『効果』に期待できても、自分にできる『自信』がなければ、『行動』に移すことができません。

心理学者のバンデューラーは『目標達成』と『自信』について、次のような理論を提唱しています。

たとえば、英語の勉強で「毎日3時間勉強すれば、1年後にTOEIC750点以上は確実に取れる」とします。

ある『行動』=【1年間毎日3時間以上勉強】をすれば、ある『結果』=【TOEIC750点】が期待できるとします。これを心理学で結果期待といいます。

『行動』する前に、「毎日3時間、1年間勉強する」ことが、本当に可能かどうか?『確信』が必要となります。これを心理学で効力期待といい、「毎日3時間、1年間勉強する自信」が問われます。

つまり「勉強すれば合格」という結果期待がどんなに高くても、「毎日3時間勉強する」ことが自分にとって難しいなら、効力期待は低いため『行動』に移せないのです。

そこで、「目標設定して行動」に移すためにも、効力期待に応じられる『自信』が重要となり、この『自信』を自己効力感(セルフ・エフェカシー)と言います。

高い目標は『自己効力感』が育ちにくいため、できるだけ「低い目標」に細分化し、それを一つずつクリアしていくことで『自己効力感』を高めていけるのです。

早く目標達成したい気持ちはわかりますが、モチベーションを維持するためにも、英語の勉強なら「1日30分ずつ」と、無理せず、できそうな小さな目標設定からはじめてみるのが効率的です。

自己効力感

 

まとめ

目標設定することは、自分の時間を有効に使えるようになり、人生の幅が広がります。

目標設定はビジネスのイメージが強いですが、最近では『恋愛』や『結婚』など、目標設定して行動した方が、自分のイメージが明確になり、より早く理想の相手に巡り合えるという報告が上がっています。

「目標設定をすれば自己実現する」は、単なる迷信や都市伝説ではなく、心理学的にも脳科学的にも効果が認められているのです。

人間の『能力』は殆ど差がありません。大きく差が生じてしまうのは、自分の人生の目的や目標を明確に持って、それに向かって行動しているか、いないかだと思います。

 

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