部下をやる気にさせ、部下から慕われる『ホメるテクニック』7つのポイント

人は誰だってホメられて悪い気はしませんよね。でも私たち日本人は、人をホメるのも、人にホメられるのも、かなり苦手な人が多いと思いませんか?。とくに日本人男性はホメるのがヘタクソ!

ホメるのが上手な男性って、サラっと、ごく自然に相手の喜ぶポイントを的確にホメます。だから多くの人から好かれ、同僚や部下から信頼を得たりとモテモテ!

このようにホメるのが上手なだけで、人間関係をスムーズにする効果が期待でき、また自分の評価もグン↑と上がります。

今回は心理学を応用した『ホメ・テクニック』で、職場で好かれるホメ方や、部下があなたを信頼し味方に付いてくれるホメ方などをご紹介させて頂きます。

 

日本人はなぜ?ホメるのがヘタなのか!

日本は欧米と違い「相手をほめる」という文化が昔からありませんでした。

欧米では自己主張が当たり前の文化。自分の想っていることや感情を相手に伝えることでコミュニケーションを図ります。

一方、日本人は『自己主張』することが美徳と感じず、素直で、誠実で、おとなしいことを美徳とする文化を持っています。だから自分の想っていることや感情をベラベラとおしゃべりする人は『下品』とされ、誠実でおとなしい人は『良い人』に見られるからです。

また日本人は、自分自身の評価を低く見て、他人の評価を高く見る傾向にあります。「私はみんなより劣っている」「私はそんな褒められる立派な人間ではない」と自己評価が低いため、他人に褒められても「そんなことないですよ!」と謙遜したり、と恥ずかしがったり、逆に「バカにされているかも!?」と、素直に相手のホメ言葉を受け入れられません。

日本人と外国人1

 

 

日本ではホメる人に希少価値があり重宝される

このように、日本人は相手をホメるのが、とても苦手です。だから、上手にホメる人は、かなりの希少価値があります。ホメるのが上手なだけで、コミュニケーションの達人となれるのです。

ホメ上手といえば、キャバクラやスナックのホステスさんたち。どんなお客様でも、相手の良いところを探し、些細なところでもホメます。会社でも家庭でもホメられることが少ない日本のお父さんたちが、ついつい足を運んでしまうのは「私だって、たまにはホメられたい!」という欲求を満たすためかもしれませんね。

また、外国人男性が日本人女性にモテるのも、普段、日本でホメられることが少ないから、たまに海外旅行なんかで、外国人男性にちょっとホメられたりすると、ほろほろっと恋に落ちてしまうケースが多いようですね。

日本人と外国人2出典:マダムリリー

 

 

外発的動機と内発的動機

人間の『行動原理』には、外発的動機内発的動機の2つが存在します。

外発的動機とは、外部から与えらる動機のこと。例えば『報酬(お金)』や『名誉(地位)』など与えらえるとモチベーションが上がります。一方、内発的動機とは『やりがい』や『達成感』など、精神的な心の満足を目的としている場合です。

言葉にしてホメてやることで、部下の内発的動機を刺激する効果があります。これを「エンハンシング効果」ともいいます。

内発的動機と外発的動機

 

 

ホメ上手になるためのポイント①『自信』と『認められたい』

人は「自分に自信を持ちたい!」と「他人から認められたい!」の2つの欲求が満たされると、相手に好意を持ち、気分もよくなります。だから人をホメるとき、この2つのポイントを押さえて相手をホメましょう。

例えば、部下をホメるとき、「田中くん、資料見させてもらったよ。キミはいつも仕事が丁寧で早いね!キミにこの仕事を任せてホントよかった!これからも、この調子でがんばってくれ!」と相手の良いところと、相手を認めてあげることで、部下は自分に『自信』もつきますし、上司から『認められた』という気になり、さらにモチベーションが上がります。

部下をホメる

 

 

ホメ上手になるためのポイント②『具体的』と『気づき』

具体的に且つ、自分でも気づいていないところをホメてあげると相手は喜びます。

例えば「今回のプレゼンよかったよ!」というよりは、「今回のプレゼン、予算についても具体的な数字で表現されていたし、今後の展開も論理的で且つ簡潔にまとまってて、私自身も勉強になったよ!また資料も、とても見やすく丁寧で、田中くんらしいプレゼンだったね!」と、より具体的に些細なところまでホメてあげましょう。

具体的にホメる

 

 

ホメ上手になるためのポイント③『結果』でなく『過程』

ホメるポイントとして『結果』ではなく、『過程での努力』をホメると相手は喜びます

ワシントン大学の心理学者フランク・スモールは、野球のリトルリーグの少年たちに行った実験で、「努力をホメるチーム」と「ホメずに指導するチーム」に分けて、シーズン終了まで練習に取り組ませました。結果は「努力をホメるチーム」の勝敗は52.2%を記録したが、「ホメずに指導するチーム」の勝敗は46.2%に留まったといいます。

効果は勝敗だけではありませんでした。「努力をホメるチーム」の子たちは「野球が楽しかった」、「コーチのことが好きになった」、「自分に自信がついた」と回答が多く、野球を楽しんでやっていたことがわかります。

仕事がデキない部下だからといって、叱ってばかりでは伸びませんし、会社のことも、あなたのことも嫌いになってしまいます。能力に伸び悩んでいる部下に対し、結果ではなく、過程での努力も見てあげて、その部分をホメてあげましょう。

少年野球

 

 

ホメ上手になるためのポイント④優秀な部下編

優秀で仕事がデキる部下をホメる場合、自分が誰よりも優秀で能力があることを自分自身でわかっているので、普通にホメても喜びませんし、やる気もでません。安易なホメ言葉では逆に嫌われてしまい信用も失います。

優秀な部下をホメる場合どうすればいいのか?それは「君ならどう思う?」と相手に質問して意見を聞いてやること。依頼した仕事でも、会議でも、プレゼンでも、とにかく、優秀な部下には質問して、意見を聞いて、それに対して尊重してあげること。そうすれば「私は上司に能力を買われている」と感じ、同時に自信にもつながり、能力も認めれたことになるので、ホメたのと同じ効果。ますます能力を発揮してくれるでしょう。

優秀な部下のホメ方

 

 

ホメ上手になるためのポイント⑤仕事ができない部下編

仕事ができない部下、問題のある部下をホメてやる気を出させるには、直接ホメるのではなく、第三者を仲介してホメてやるとで相手は素直に受け取り、喜びも増します。

これを心理学ではウィンザー効果といい、直接本人から聞いて情報を得るよりも、第三者から得た情報のが信憑性が増します。

例えば、上司が「鈴木くん、今月は営業頑張ったね」と直接本人に言うと、仕事ができない部下は「チッ、嫌味かよ」と勘違いし、余計にやる気を失せてしまう場合もあります。

仕事ができない部下や問題がある部下には、まず、悪いところは、しっかり具体的に注意、叱ってあげること。それから第三者から「部長が鈴木くんのこと、『あいつは見どころある!』って言ってたよ」とフォローしてあげるとことで、相手は直接ホメられるより数倍以上の喜びを感じ、モチベーションも上がるでしょう。

第三者からホメる

 

 

ホメ上手になるためのポイント⑥ホメる場所と時間

部下をホメるとき、大勢の前で、みんながいるときに、なるべくホメてあげましょう。ホメられる方も、ホメる方も、少々照れくさいですが、大勢の前でホメることで、ホメられた本人も、もっと頑張ろう!という気になるし、周りに競争心を芽生えさせます。

叱る場合は逆で、大勢の前で決して叱ったり注意してはいけません。必ず別のところに呼び出して、部下対上司の1対1になったときに行います。1対1で叱った方が、感情的にならず、冷静に叱ることができ、相手にも伝わりやすくなります。

ホメるタイミング

 

 

ホメ上手になるためのポイント⑦『5:1の法則』

ホメてばかりでは、相手も有難味が薄くなります。また、ホメすぎると逆に「嫌味」に聞こえたり、「見え透いたお世辞」や「社交辞令」と勘違いされがち。

高度なテクニックになりますが、ホメる割合として『5:1』がベスト。意味は5回は相手を貶(けな)したり、注意したり、怒ったりした後、1回はホメあげるパターンのこと。

この原理は、DV男性にハマってしまう女性心理と一緒で、ボロクソに女性を痛めつけた後に、急に泣いたり、甘えたり、優しくすると、女性はその男性にハマってしまう心理のこと。

職場で部下に使う場合、5回は注意やお叱りをして相手を貶し、その後1回をフォローとして相手をベタホメしましょう。

貶して褒める法則

 

 

まとめ

ホメることは職場以外に、恋愛、子育、夫婦、家族、友人、仲間など、いろいろな環境や場面で使えますし、ホメることで、より良い人間関係の構築ができます。

人間は、近い存在であればあるほど「相手に直接、言葉にして話さなくても、私のことは何でも理解してくれるから大丈夫!」と安心しますが、それは大きな勘違い。

「今さら、恥かしい!」といって、ホメることを避けてはいけません。相手の良いところを見る努力が必要です。たまには言葉に出して相手をホメてあげてください。人はホメられて悪い気になる人はいませんからね!

 

 

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